美山かやぶきの里/京都府のツーリングスポット

美山かやぶきの里の案山子

京都の北部には、楽しいツーリングスポットが山盛りだ。色彩の豊かな佐々里峠や酷道477号、深い谷間を走るビレッジラインの五波峠、絶景のおにゅう峠、堀越峠は生きてる化石の旧国道など百花繚乱。

そんなツーリングで食事に立ち寄るのが「美山かやぶきの里」。選ぶのは、いつも決まって親子丼。しっかりした鶏肉に、ふわっとした卵がお気に入り。食事を終えると店舗前のベンチに座り、ボーッと観光客の様子を眺めながら煙草を一服。これも、いつもの決まりごと。

この日は買ったばかりの一眼レフカメラを手に、被写体を探して畦道を歩いてみた。すると、稲穂が刈り取られ殺風景になった田んぼの真ん中に、ポッンと案山子(かかし)が立っていた。これはいい、「へのへのもへ字」に麦わら帽子が良く似合っている。田んぼの警備ごくろうさま。パシャ!

美山かやぶきの里・ツーリングスポットNO.1

  • 日付
  • 名称美山かやぶきの里
  • 所在:京都府南丹市美山町北
  • 座標:35.31129,135.62209
  • レビュアー峠ノ太郎(CB1300SB)
  • おすすめ度 4

美山かやぶきの里は、京都美山(周山街道)ツーリングで休憩や食事をするのにちょうどいい位置にある。里山の風景を眺めていると癒される、絶好のツーリングスポットです。

美山かやぶきの里の地図

 電子地形図で詳しく見る

美山かやぶきの里 Pickup Photo

美山かやぶきの里
かやぶきの入母屋造りの古民家には、人を惹き付ける魅力がある。しかし、その朽ち落ちてゆく姿には、心を揺さぶるものがある。

かやぶきの古民家の真の姿は、こちらではないかと思う。
 蔵王峠/道を選ばないオフロードバイクの良いところ

美山かやぶきの里の青空
南斜面に段々と建つ、茅葺屋根の集落。

コスモス
コスモス?が咲いていた。

茅葺に射す日の光
暖かな日が射し込んでいる。

案山子の警備員
案山子は田んぼの警備員兼モデル業の二足のわらじを履いているようだ。(足は一本なのにね!)

ハザ掛け
稲の天日干し(ハザ掛け)が懐かしい。

由良川
裏手には、三国岳にある杉尾峠を源とする由良川が緩やかな流れを見せる。

美山かやぶきの里の四方山話

  • 梅雨の時期に入ると水路に蛍が見られる。
  • 平成5年(1993年)12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
  • 最古の家は、寛政8年(1796)築である。
  • 江戸時代に建てられた入母屋造りの民家は、北山型と呼ばれている。

編集後記

案山子(かかし)のイメージは、国によってかなり違うようです。英語では、[scarecrow:スケアクロー]。こけおどし・お化け・ひどい[異様な]服装の人・みすぼらしい[やせこけた]人だって。画像検索すると、まるでゾンビのようです。日本の案山子は、眉毛をへの字にして幸せそうなのにね。

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