関津峠/石碑の影に物語あり

関津峠の全景

この関津峠には、立派な「大石義民の碑」という石碑が建てられていました。石碑には語り継ぎたい、知っててほしい、物語が刻まれています。また、「大石」が忠臣蔵の大石内蔵助の発祥の地であることに興味が湧いてきます。

ここから大津市へとアプローチできる道路が少ないため、交通量が極めて多い。古代においては、この峠以外に南部に通じる経路は無く、軍事上の重要地であったため天保元年(857年)には、「大石の関」が設置された。戦乱のたびに登場する軍事の峠道とも言えます。※008

関津峠・調査NO.25

  • 調査
  • 峠名関津峠(せきのつとうげ)
  • 路線:滋賀県道29号(瀬田大石東線)
  • 所在:滋賀県大津市大石東1丁目∧大石東2丁目
  • 地図電子地形図 / 位置図
  • 座標:34.920802,135.919364
  • 標高:137m、路面:オンロード
  • レビュアー峠ノ太郎(CB1300SB)
  • おすすめ度 1

関津峠は、関所と関税、民衆の苦悩などが碑文に圧縮され啓示されているようです。

  • T点:関津峠

関津峠 Pickup Photo

関津峠、南方の画像
関津峠、南方の画像です。

関津峠、北方の画像
関津峠、北方の画像です。

関津峠の位置図

関津峠の位置図
※ その他の地図へ

編集後記

こういう峠らしくない、何でもないような道が戦国絵巻の舞台だったりするんですよね。これには、ちゃんと合理的な理由があることが分かった時には、結構ワクワクしました。興味のある人は、こちらの投稿記事を一度見て下さい。 ⇒ 峠の分類から見える日本の道の歴史

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