保津川に沿った林道松尾谷線をバイクで走っていると、「フェ―ン♪」、保津峡に汽笛の音がこだました。対岸を見ると、赤と黄色の派手な車体のトロッコ列車がやってきた。「ガタンゴトン」急斜面の山肌を巻くように、トロッコ列車がゆっくりゆっくり谷間を進む。
次に現れたのは、JR山陰本線だ。この線路は保津峡の谷間を鉄橋で結び、松尾谷林道の真下をトンネルで潜るようになっていた。足元に振動が伝わって来た。
電車がつま先から現れ、「ヒューン」と一瞬で保津川を渡り、対岸のトンネルに吸い込まれていった。再びセローを保津川の流れに沿って走らせると、やがて路面はダートになり府道401号の道路標識が見えた。
林道松尾谷線・ツーリングスポットNO.24
- 日付:
- 名称:林道松尾谷線
- 所在:京都府亀岡市保津町
- 座標:35.032493,135.633954
- 路面:一部オフロード
- レビュアー:峠ノ太郎(セロー250)
- おすすめ度: 4
林道松尾谷線は、京都府道50号から延長約2.2kmの舗装林道と未供用区間の約1.6kmのダート。保津川に沿い、401号に接続している。
林道松尾谷線の地図
- 1点:林道松尾谷線(京都府道50号側)
- 2点:トロッコ列車嵯峨野観光線が見える位置
- 3点:JR山陰本線を跨ぐ位置
- 4点:京都府道401号との接続点
林道松尾谷線 Pickup Photo
1点:JR山陰本線の保津峡駅を後にして、再び京都府道50号を水尾方向にバイクを走らせる。しばらくすると、左手に松尾谷林道の起点が見えた。木標には、巾員3.0m 延長3,230mと書かれている。
1点~2点:林道と言ってもガードレールもあり、アスファルト舗装もされている。亀岡側に近づくと、やがてオフロードになった。
2点:ここが嵯峨野トロッコ列車の撮影スポット。トロッコ列車は京都嵯峨野から保津川渓谷に沿い、丹波亀岡間の7.3kmを25分で走る。窓ガラスを取り外したオープン車両は、ザ・リッチ号。
トロッコ列車に乗ってみたくなった人は、こちらへ ↓
≫ トロッコ列車:嵯峨野観光鉄道
3点:ここには林道松尾谷線の足元に、JR山陰本線のトンネルが掘られていて保津川が見渡せる場所になる。
3点:電車がやって来るまで待ち、シャッターを切った。電車がつま先から飛び出てくるようで、実に面白い。
4点:深かったV渓谷も川面に手が届きそうになると、401号の道路標識が現れる。ここがバイクでの保津川下り、終着点になる。