持越峠へ向かう京都府道107号は、大きく右手に曲がった所からコーナーリングの楽しめる区間になる。マイナーな府道だと思っていたが、すれちがった2台のSS乗りのバンク角を見ると意外と穴場なのかもしれない。
持越峠の横手の狭道は、氷室に通じる「ダラ坂」という峠道だと思われる。走行が厳しそうな予感がしたので、トリップメータをリセットしてから登り始める。これは、崖下などに転落した場合に位置を特定しやすくするためだ。
雨水の浸食跡の深い急勾配のダート道を登り進むと、次第に道の形状が曖昧になってきた。これ以上は、危険と感じ撤退することにした。トリップメーターは、3.1kmになっていた。
持越峠・調査NO.65
- 日付:2013/06/01(日)
- よみ:もちこしとうげ
- 路線:京都府道107号(雲ケ畑下杉坂線)
- 所在:京都府京都市北区真弓∧北区雲ケ畑
- 座標:35.112870,135.710206
- 標高:394m
- 路面:オンロード
- バイク:セロー250
- おすすめ度:★★★
持越峠の周辺地図
- A点:京都府道107号(雲ケ畑下杉坂線)
- B点:持越峠
- 朱線:ダラ坂
持越峠 Pickup Photo
A点:京都府道107号は、ここをセローのある方向へ右折する。
A点:この府道は、林道持越線から昇格したようだ。
A点:雲ヶ畑方向に進む。
A点:これは、なんだろうか?林道の終点を示すものか。
B点:短いコーナーリングを楽しむと、持越峠に到着しました。左手がダラ坂と思われる。
B点:持越峠の東方は、雲ヶ畑の集落へ向かう。
B点:持越峠の西方
B点:持越峠のガードレールに書かれた、ダラ坂方向は寸断の文字。
ダラ坂 Pickup Photo
朱線:雨水で浸食されたと思われる。さらに進むと陥没した場所もある。
朱線:人の気配は全くない。
朱線:何気無い谷間の風景は好きだ。
朱線:峠越えを実感させてくれる情景です。
朱線:セローを買って約1ヶ月。確実に行動範囲は広がった。
朱線:周辺を散策してみたが、この辺りが引き際のようです。来た道を下ることにした。
持越峠の四方山話
持越峠の命名の由来は、棺を「持って越した峠」から。御所の川上に位置する雲ヶ畑の集落で埋葬などは不敬だと、分水嶺を越す必要があった。皇室に対する敬いの念の強さが表れている。
【持越峠へのツーリングルート】
≫ 京都市近郊のオフロード林道と馬の背を走るツーリング
編集後記
ここ持越峠で本日のツーリングは終了です。今日、京見峠・上ノ水峠と3峠を回ってみると、氷室道を中心にした古道でこれらの峠が歴史的にも文化的にも繋がっていることがよく分かった。京都北山の峠は奥が深いですね。
さて、次のツーリングは久々に近所のZRX1200 DAEG さんと同行です。彼とは一緒にHMS(Honda Motorcyclist School)鈴鹿にも行くパイロン・フェチ仲間なので、最大数の峠越えコースをセッティングしました。それでは、次のツーリングに参りましょう!