御斎峠(御斉峠)は、戦国絵巻の舞台として小説や映画に数多く登場します。甲賀や伊賀の忍者、徳川家康、本能寺の変、服部半蔵・・・。この御斎峠は、英雄・豪傑の生死の分かつ、まさに歴史の分岐点となった県境の峠だったのでしょう。
御斎峠の標高630mから、さらに階段を登ると「伊賀盆地絶景展望台」に着く。この展望台からは、眼下に広がる伊賀盆地が一望できます。誰も居ないと思うので、ゆっくりと眺望を楽しんで下さい。
御斎峠・調査NO.13
- 調査:
- 峠名:御斎峠(おとぎとうげ)
- 路線:滋賀県道・三重県道138号(信楽上野線)
- 所在:滋賀県甲賀市多羅尾∧三重県伊賀市西山
- 座標:34.80358,136.06928
- 標高:630m、路面:オンロード
- レビュアー:峠ノ太郎(CB1300SB)
- おすすめ度: 5
外れ県道から国道422号へのツーリングルートは、狭道だが勾配のある九十九折れた道のコーナリングが面白い。また、県道138号から国道307号へのツーリングルートは、道幅もある快走路で交通量も少なく適度にコーナーもある。
御斎峠 Pickup Photo
滋賀県道・三重県道138号(信楽上野線)から御斎峠へ向かうと、六呂川(ろくろがわ)のバス停を右折する。
伊賀盆地絶景展望台からは、旧上野市街地・鈴鹿山系・青山高原が一望できる。
伊賀盆地絶景展望台の眺望
御斎峠の周囲は、特に道路が整備がされています。多羅尾御斎の杜
伊賀盆地絶景展望台から、ここまでが県道138号です。綺麗な2車線もここで終わりです。少し狭くはなりますが、ここから三重県側は楽しいグネグネの外れ県道です。
御斎峠の四方山話
- 直木賞を受賞した司馬遼太郎の長編小説『梟の城』の冒頭に登場する。
- 寿永二年(1183)源義経が木曽義仲討伐に京へ向かう途中に越えた。
- 天正十年(1582)本能寺の変を聞いた徳川家康が三河への疾走で越えた。
- 峠名は他に、「於土岐」「於登岐」「暗聞峠」の文字がある。
- 御斎峠の「お斎」は、「接待」の意味。
- 【御斎峠へのツーリングルート】
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編集後記
ブログで書いた場所を地図上で一見できるように、Google map にピンを立てているのですが、このピンの数の上限が200箇所だということが最近発覚しました。このペースだと2年後には、一杯になりそうです。⇒ 峠マップ 近畿圏の密度だけが高いですね。さて今回のツーリングは、次の桜峠でラストになります。