平子峠／地形図から染み出る味わい

鈴鹿スカイラインという名称は知っていても、平子峠の名を知る人は少ない。そんな日蔭の峠でも、ほんの少し地図や道路標識に興味を持っと「味わい」が滴ってくる。

電子地形図（国土交通省国土地理院の「2万5千分１の地図情報閲覧サービス」）の平子峠を示す位置を見ると、平子峠の勾配の緩やかさが等高線に現れ、県境や市町村界もハッキリと分かる。他にも周囲の樹木の様子や標高まで、情報が満載だ。

地形図は、その場所の現状を立体視できる等高線で表しており、市町村界を辿ると人が自然の地形に合わせて生活をしていることがよく分かる。私は、そんな地図を見ながらバイクで巡るツーリングが大好きです。

平子峠・調査NO.19

同じ国道477号上の百井峠とは、大違いの爽快感のある緩やかなコーナーが続く。峠の近くには、石碑があったが何を書いているのか全く読めない。

平子峠を越え野洲川ダム手前の甲賀市土山町「大河原バス停」から三重県側の国道477号は、積雪のため冬季通行止めになっています。

交通量が少ないためか、かなり遠くから気合の入ったバイクの排気音が聞こえてくる。そしてドップラー効果の見本のような残存音を響かせ走り抜けて行く。

国土交通省国土地理院では、2012.09.06 から「電子国土Web．NEXT」が試験公開されています。ツーリングの目的地の状況をピンポイントで知りたい時には役立つかも！