滋賀県のマキノ高原メタセコイア並木は、人気ツーリングコースとしてあまりにも有名だが一度も立ち止まったことがない。その理由は、整然と並んだ様子が人工的で嘘臭いと感じてしまうからだ。それにメタ(モドキ)と付くのもいただけない。
今回の目的地である黒河峠は、メタセコイア並木のさらに北部に位置する。ちょうど樹間から見える野坂山地を越え福井県へ至る峠道になる。しばらく残雪の山肌に見惚れていると、そこには雪にもがいている我が姿が浮かんできた。
あの山容だと残雪越えに苦労しそうだ。これは早々に退散することになるかもしれない。時間も余りそうなので、初めてメタセコイア並木にカメラを向けた。ファインダーを何度も覗いているうちに、整然さも案外いいな思いだした。いつもながら勝手なものだ。
マキノ高原メタセコイア並木・ツーリングスポットNO.27
- 日付:
- 名称:マキノ高原メタセコイア並木
- 所在:滋賀県高島市マキノ町蛭口~牧野
- 座標:35.476748,136.036749
- レビュアー:峠ノ太郎(セロー250)
- おすすめ度: 4
滋賀県道287号(小荒路牧野沢線)の沿道にメタセコイアが約500本、延長2.4kmにわたり植えられている。
マキノ高原メタセコイア並木の地図
- PIN:マキノ高原メタセコイア並木
- 1点:白鬚神社湖中大鳥居
- 2点:和邇川河口
マキノ高原メタセコイア並木 Pickup Photo
PIN:車の流れが切れた時に道路の中央に立ちシャッターを切った。長い直線道路に並行してメタセコイアや山並がシンメトリーの三角構図になった。
PIN:この時期は落葉しているので見栄えがしないかと思ったが、裸樹の背景に残雪の山並が透けて見える風景もいいものだ。
PIN:まだ肌寒さを感じる中、目の前を多くのバイクが通り過ぎて行く。みんな愛車の撮影に夢中だ。
PIN:米国のセコイアは、ここの2倍以上の高さに成長するという。きっとその迫力は、段違いだろう。是非一度、目にしてみたいものだ。さて、そろそろ黒河峠へ行くか。
PIN:この山を越える、本編の黒河峠は次回に投稿します。ということで、帰路の琵琶湖湖西をプラプラした様子にショートカット。
1点:最近『一眼レフカメラの撮り方』的な本や動画を見ては、写真撮影の勉強をしています。撮った写真をじっくり見ていると、何となく上達してきたような感じがしてきました。ちょっと嬉しい。
1点:バス釣りにハマっていた頃には、毎週のように琵琶湖の湖西に来ていました。バス釣りのコツの一つに「山を見て湖面下の地形を読む」というのがあります。その頃から地形図を見るのが好きでした。
2点:もうすこし琵琶湖岸に寄せて写真を撮りたくなったので、和邇川河口にやってきた。
2点:水しぶきが上がった背景を狙っていたけど、湖だとやはり迫力不足。ここにもよく釣りにきました。
2点:さて日も落ちてきて腹もへったので、そろそろ帰ります。
マキノ高原メタセコイア並木の四方山話
- メタセコイアの「メタ」とは、変形したという意味。
- アメリカ合衆国に自生する世界一の樹高「セコイア」に似ている。
- 和名はアケボノスギ(曙杉)