路面は畦より低く、パッチワークのように継ぎはぎだらけ。およそ国道とは思えないスパイスの効いた姿がいい。証拠の品の「おにぎり」もちゃんと立っている。ここから国道429号、別名「酷道シニク」、榎峠への九十九折れた急勾配を駈け上がる。

杉木立の狭道は、陽光が遮られ暗くシンとしている。榎峠は地元の人でさえ避けて通る。府県道の109号を走り穴裏峠を越えるほうが安全なのだ。

府県道に道を譲る、それが酷道。

榎峠・Pass Hunting NO.125

榎峠の地図

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• PIN：榎峠
• A点：国道429号の兵庫県側
• B点：国道429号の京都府側

榎峠 Pickup Photo

A点：ここか国道429号だと道路標識を見てやっと分かった。ラッキー、こいつは只者ではない。

A点：田んぼの畦より低い路面の国道は、珍しいのではないか。

A点～PIN：暗いてウネウネ度が半端無い。榎峠までの間に2台の乗用車とすれ違った。

PIN：京都府福知山市側から見た榎峠。

PIN：兵庫県丹波市側から見た榎峠。

PIN：兵庫県と京都府の境界杭のようだ。

PIN：「維修」を検索すると中国語で、維持修理（メンテナンス）の意味だとあった。

B点：ここで国道429号の酷道区間は終了。お疲れさまでした。

榎峠の四方山話

国道429号榎峠トンネル化　青垣―福知山の難所解消へ　2014―2023年度・基盤整備66事業

丹波県民局は、 今年度から10年で行う道路や河川などの整備の方向性を示す 「社会基盤整備プログラム」 を６年ぶりに改定した。 事業予定数は66。 目玉は、 丹波市青垣町中佐治と福知山市を結ぶ交通難所の国道４２９号榎峠にトンネルを掘りバイパス化する 「榎バイパス」。 「2019―23年度に着手」 と初めて時期を明記して計画に盛り込まれた。

丹波新聞：2014年06月26日

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関連リンク

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  ≫ 生野銀山と兵庫県と京都府の峠を巡るツーリング
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榎峠の位置図