榧ノ木峠／愛宕裏参道は信仰の道

ひんやりとして、心地良い。榧ノ木峠は、樹木の名を持つ。榧をカヤと読むことも、どのような木かも知らなかったが、少し調べてみると興味深い言葉が見つかる。

周囲を見ても榧の木は見当たらなかった。この愛宕裏参道の信仰の道にある風流な峠の名前は、廃村になった田尻村の人々が付けたのだろうか。徒歩道と合わせ、4つの道の合流点は、今もよく整備されている。

榧ノ木峠・Pass Hunting NO.52

榧ノ木峠は、ウジウジ峠、ダルマ峠、サカサマ峠を経て愛宕神社に詣った参詣道の峠である。

西京消防署の看板に『カヤノキ峠』を消えかけの文字があった。

高い杉林に囲まれた峠では、太陽光をスポットライトにして暗部から狙うアングルが好きだ。

しっとりとした雰囲気がかもし出されるまでには、どれだけの月日が掛かるのだろう。

この峠は、左手に登山道があり十字路の交差点になっていた。

この周辺の通行止めのバリケードには、チェーンを組んだものが多く見られる。この道を進むと、50年近く前に廃村となった田尻村に出る。

ここには小さく、次の松尾峠を示したものがあった。

この道を下ると、高雄に出ることができる。

次の松尾峠に行くには、そのまま林道に沿って行けば到着する。立派なお地蔵もいらっしゃる峠なので、すぐにそれと分かります。榧ノ木峠～松尾峠間の林道は、勾配もあり走るのが楽しめるダートになっています。それでは、次の松尾峠に向いましょう。