桟敷峠は、四国最高峰の落合峠から距離約13km、標高490mを一気に北方へ下り再び上る。まるでトンネルのように暗く切り通した道の先、光が射す位置が桟敷峠になる。
峠道は、T字にドンと突き当たり左右に分かれている。加茂方向に、ほんの少し走ると若干の眺望が得られる。標高が1,000mを超える立派な峠ではあるが、さらに高所の落合峠や京柱峠の印象が強く霞んでしまう。
桟敷峠・調査NO.81
桟敷峠の周辺地図
- T点:桟敷峠
- A点:加茂方面(徳島県道44号)
- B点:水の丸・六地蔵峠方面
- C点:落合峠方面(徳島県道44号)
桟敷峠 Pickup Photo
T点:落合峠から徳島県道44号を直進すると、切り通した桟敷峠に到達する。
T点:桟敷峠は、T字の三叉路になっており、帰路の大阪へは県道44号を加茂方面A点へと走る。
T点:深淵は、徳島県道44号の落合峠方向。水の丸は、六地蔵峠へ至る方向。
T点:苔の付いた岩肌越しに見た、水の丸方向。
A点方向:みよし町加茂へ至る路面。桟敷峠を挟んで延長約27kmのつづれ折れた道が続く。
T点~A点:桟敷峠から加茂方面寄りの樹間から、ほんの少しだけ眺望か得られる。ここから、一気に大阪まで帰った。阪神高速は、毎度のように渋滞。
桟敷峠の四方山話
桐原書店刊 「日本百名峠」(井出 孫六 著)では、徳島県では唯一選出されている。また、桟敷とは仮設の見物席などを意味するので、見物するに足りる豊かな風景が広がっていたのではないかと想像しています。
[参考文献]『日本百名峠』
桟敷峠の位置図
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編集後記
二日間に渡った四国キャンプツーリングも、この桟敷峠が最終です。今回のナンバーワン峠は、文句無しに落合峠ですね。山肌を巻く峠道は明るく開放的で素晴らしい。
四国へは、今からちょうど30年前の大学3回生の時に4日間、キャンプツーリングした経験があります。その時の連れと先日、十数年振りに再会しました。きっかけは、Facebook。下の写真は、無事ツーリングから戻り、下宿先でバンザイしているところ。