家から出て周りをグルッと見渡すと、東の方角に山々が連なっているのが見える。京田辺市から木津川市の辺りだ。今日は、この山で遊ぶことにした。そこで、遊びをより楽しむためのルールを作った。
- 地図を見ない。
- 常に急勾配の道の方を走る。
スタート位置は木津川市山城町森林公園入口の左手、林道三上山今ヶ谷線・かいがけ道の道標にした。単純明快なこのルールが優れている点は、スタート位置が同じなら「あみだくじ」のように地図が無くても同じルートを辿ることができることだ。そして副産物として、新しいルートが開拓できる。
この時に開拓したルートは、「京都山城町ダート三昧コース」と名付けられた。今でもふらっと出かけては楽しむ「MY定番コース」だ。ゴールは万灯呂山展望台から沈む夕日を眺めて、一日過ごした充実感に浸ってから帰宅する。
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ツーリングスポットNO.26
- 日付:
- 名称:万灯呂山展望台(まんどろやまてんぼうだい)
- 所在:京都府綴喜郡井手町大字多賀小字大峰
- 座標:34.813411,135.823189
- レビュアー:峠ノ太郎(セロー250)
- おすすめ度: 5
オフロードバイク乗りには、楽しめるルートだと思います。山城町森林公園・不動川砂防歴史公園・万灯呂山展望台の3つを起点にすると周辺状況が掴みやすいですよ。
京都山城町ダート三昧コースの地図
- 1点:木津川市山城町森林公園
- 2点:不動川砂防歴史公園
- PIN:万灯呂山展望台
- 3点:ポイント
- 4点:ポイント
2つのポイントは、いづれも四辻になっていて小さな目印があります。ここを見逃すと無限ループにハマるので注意しましよう。木津川市山城町森林公園から万灯呂山展望台への道程の80%位がダートになっています。
万灯呂山展望台と京都山城町のダート林道三昧コース Pickup Photo
1点:手っ取り早くダート林道へ進入できるのが、木津川市山城町森林公園からのルート。写真の地図看板の左手方向へ。
1点:いきなりダートの林道三上山今ヶ谷線を走ると、かいがけ道との分岐点に到着する。かいがけの道はバイク進入禁止になっている。
1点~4点:数本の林道と交差しているが、今までにバイクと対向したことは一度も無い。常にぬかるんでおり道幅が狭いので、車両の通行は考えられない。和束町へ抜けるスリル満点の尾根道ルートもある。
1点~4点:谷間が続くのでローアングルで撮るのには苦労しない。
1点~4点:休憩しながら写真撮りの練習。最近、カメラのハウツー本を三冊読んだのに成果が全く感じられない。
1点~4点:林道は光のコントラストがきつい所が多いので練習だと思い、かなり数のシャッターを切ったが上手く撮れない。もっと大胆な構図にすればよかった。写真から難所感が伝わつてこない。
4点周辺:たまには、人生のように進路を失い戸惑うことも必要だ。振り返ると、いい思い出になる。と自分自身を慰める。
4点周辺:気持ちのいい日が射す区間もわずかながらある。
4点周辺:小川を渡ろうかと迷っているところ。と言いたいが、バイクを降りた時点でビビッている。もちろん、Uターンした。
PIN:本日のメインイベント。夕刻の万灯呂山展望台からの風景撮影に挑戦。二週間前に来た時には、逆光での風景の撮り方が全く分からずに挫折した。覚えたてのカメラの知識をフル投入する。この写真が現在のところ限界だ。バイクもカメラも上手く行かないところが面白いのかもしれないと、つくづく思う。
PIN:カメラの腕を上げるのには、同じ場所で何度も撮るのが良いらしい。自宅から40分もあれば来れる展望台なので、技量の定点観測にはちょうどいい場所だ。
PIN:京都と奈良を結ぶ、木津川と国道24号が並行している様子が見える。左手には生駒山、右手には京都市内から愛宕山が一望できる。さあ、帰ろうと。
万灯呂山展望台の四方山話
大峰山は龍王の滝と共に「雨乞い」の儀式が行われたところでもあります。滝で降雨を祈った村人達は、この山頂までたいまつ行列を行い枯木を積み上げて山焼きを行いました。この行列が万燈呂のように見えたことから「万灯呂山」と呼ばれるようになりました。
山頂からの眺めは美しく、北には京都市が広がり、眼下の木津川の向こうには学研都市や生駒山系を望みます。8月16日には「盆の送り火」も点火されます。
参考:京都府景観資産「現地看板より」