藤坂峠は、兵庫県道300号(本郷藤坂線)の土砂崩れによる片側通行区間上にあった。土嚢(どのう)で堰き止められた土砂の量から推測すると災害直後の藤坂峠は、切り通したV字地形に逃げ場を失った土砂がズッポリ埋め尽くしたかもしれない。
周囲を見渡すと藤坂峠が多紀連山(多紀アルプス)の東端に位置する八ヶ尾山の山裾と京都府と兵庫県の府県ラインを両脇に抱えた位置にあることが分かる。この連山に囲まれた丹波高地に属する篠山盆地の子供たちは、篠山市立大芋小学校に通っている。昨年度の在校生は20人。この春には2人が卒業式を迎えた。
藤坂峠・調査NO.97
藤坂峠の周辺地図
- T点:藤坂峠
- A点:弓谷峠
藤坂峠 Pickup Photo
T点:藤坂峠の西方の画像。土砂崩れと言うより、地すべりのように規模も大きく崩れていた。
T点:藤坂峠の東方は緩やかな勾配。
藤坂峠の位置図
- 【藤坂峠へのツーリングルート】
≫ 兵庫県と京都府の国境に沿い峠を巡るバイクツーリング - 【都道府県別・峠の一覧表】
≫ 兵庫県の峠、一覧表
編集後記
このブログでは各峠の地形図として、国土地理院の「ウオッちず」にリンクを張っていましたが、この4月1日から更新を停止し10月1日にはサイトも閉じられる予定になりました。
最新の地形図は「地理院地図(電子国土Web)」で引き続き見ることができます。1947年の航空写真や3Dでも見れたりと内容も充実していて、今話題の3Dプリンター用のデータも取得できます。