落合峠は、期待を裏切らなかった。四国最高峰峠が魅せる風景とそよぐ風は、今回のツーリング最高の峠だ。「気持ちいい~!」「気持ちいいね!」と、落合峠に立つ人々から口をついて出てくる言葉。「バイクで登って来たの?」「大阪から?」「大きいバイクですね!」と次ぎから次に声を掛けられる。素晴らしい風景を眼前にすると、人と人の境界線は無くなるようだ。
京柱峠から国道439号を見ノ越方面に向かって走ると、落合峠左手と示す道路標識が現れる。ここから峠まで約13km、林道深淵落合線を登る。この林道は近年整備されダート区間は無くなったようだ。大型バイクのCB1300SBでもランディングに全く支障は無い。
落合峠は、林道が矢筈山の山頂を大きく右に巻くように曲率している。そこには、車が数台駐車していた。勾配もフラットになり、遥か遠くまで眺望が開けている。ここが四国最高峰、標高1,513mの落合峠だと確信した。
落合峠・調査NO.80
落合峠の周辺地図
- T点:落合峠
- A点:徳島県道44号の桟敷峠方向
- B点:国道439号からの落合峠への進入口
落合峠 Pickup Photo
T点:まさに、羊腸小径(ようちょうしょうけい)。13km、延々と動物の腸のように、幾重にも曲がりくねった道を上り詰める。
T点:今回のソロキャンプツーリングは、この落合峠を体験したくて来た。最近改修工事された林道深淵落合線も、十分楽しませてくれた。
T点:開けた高所の峠は、ススキがたなびく高原のような風景を見せてくれた。
T点:どこから登ってくるのだろうか、ハイカーの姿が見えます。
T点:構造物などは、一切視界に入らない。
T点:落合峠からは、徳島県第5位の高峰、矢筈山(やはずやま)の山頂に向かう尾根筋を縦走するルートが延びている。
T点:林道を示す「林道深淵落合線」と彫られた石柱を発見。
A点方向:香川県方向、桟敷峠へ至る路面。パーフェクト!満点評価の峠です。文句の付けようがありません。この峠の知名度の低さが理解できない。
落合峠の位置図
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編集後記
四国まで来て良かったと思える、本当に気持ちの良い峠でした。しかし、この落合峠は四国最高峰にも拘わらず知名度は、近隣の京柱峠に負けています。これは、アクセスの悪さが原因ではないかと思いますが、林道が改修されたのでこれから人気が急上昇する予感がします。ブログを始めて延べ80峠、鳥越峠・見ノ越に続く三つ目のパーフェクト評価の峠となりました。