それは突然、目の前に現れた。三国越からの帰路、林道三国越線を木屋峠へ向かいコーナリングを楽しんでいると、鮮やかに輝く緑の波が飛び込んできた。しばらくバイクに跨りながら眺める。他の角度からも見たくなり、バイクを降りカメラを向けた。
『 夏も近づく八十八夜♪ 』とは4月下旬から5月上旬の新茶摘みの季節を歌っており、茶畑が夕刻前の日が西に傾きかけた頃、光と影のコントラストに新緑が萌える美しい時期と重なる。この京都和束町は、日本を代表する茶産地であり「茶源郷」と呼ばれている。
京都和束の茶源郷
京都和束の茶源郷の周辺地図
京都和束の茶源郷 Pickup Photo
S点:上部のガードレールの位置が林道三国越線。これまでに茶畑は何度も見てきたが、ここは今までと違った。それは道路面よりも低い位置にあるために、茶畑を見下ろした光景が楽しめるという点だ。
S点:収穫時期をずらすのためか微妙に茶葉の色彩が異なっており、それがグラデーションを生んでいる。
S点:ズーミングすると、新茶が芽吹いているのが分かる。
S点:見る角度によって色んな物に変化するようだ。
S点:すり鉢状の地形に、傾きかけた陽の光が軌跡を描くように移動していく。
S点:丹精込めた農作物は、その域を超えて芸術品のようだ。おばあちゃん、ありがとう!良いものを見せていただきました。感謝!
京都府相楽郡和束町の四方山話
- 高級煎茶「宇治茶」の5割弱を生産する産地である。
- 抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)は、日本一の生産量である。
- 茶畑の景観は、京都府景観資産に登録されている。
- 2013年(平成25年)「日本で最も美しい村」連合への加盟が認定された。
京都和束の茶源郷の位置図
- 【都道府県別・峠の一覧表】
≫ 京都府の峠、一覧表
編集後記
ブログを始めてから買った一眼レフカメラですが、最近はバイクとカメラのどちらが趣味なのか分からないような時も。どちらも、もっと上達したいとは思うのですが・・・。
PS.本日時点で、このブログ「バイクと峠」のアクセス件数が月間30,000PVを越えました。これはゴールデンウイークでツーリング先を探して検索する人が増えた影響でしょう。これからも負担にならない程度にボチボチ続けていきたいと思います。 m(_ _)m