セロー250のカスタム。クラッチとブレーキレバーの交換をした。オフロードバイクは、転倒することを前提に各部品が作られているので、大変お財布に優しいバイクです。しかし、セローに限らず純正のクラッチとブレーキのレバーは、転倒すると高い確率でグニャリと曲がるか折れてしまいます。
セロー250のクラッチとブレーキレバーの選択肢
- 力造:Move Lever(ムーブレバー)
- ラフ&ロード:RALLY490 ショートレバーセット
- ヤマハ ワイズギア :ビレットショートブレーキレバー
- ZETA(ジータ):ピボットレバー CP
現時点での選択肢は、上記の4つからということになりそうです。
結局、ZETA(ジータ)を選びました。
ZETA(ジータ)を選んだ理由
- レバー位置調整が約20段階も可能なので、フィット感を得やすそうだから。
- アルミ合金の全面切削加工でアルマイト表面処理されていて、見た目も質感もよさそうだから。
- ブレキーは2本掛け、クラッチは3本掛けで操作しているので、ショートレバーが丁度いいから。
実際に手にしてみると、予測していた以上に質感が良かったので満足しています。
レバー交換の問題点
念のため、市販品への交換で起こる問題点を書き留めておきます。
- ダストカバーがはまらなくなり、切るなど加工調整が必要になる場合がある。
- ワイズギアーの純正カスタムパーツのブラッシュガードは、干渉して取り付けができなくなる場合がある。
- 上下に若干の遊びができるため、ぐらつきが気になるかもしれない。
- クラッチセンサーがクラッチを切っていると認識できずに、ニュートラルでの始動でしかセルが回らなくなる場合がある。
※ZETAは、4番以外は該当します。
プロテクターも同時に買った方がいいかも。
レバー位置のセッティング
オフロードバイクの場合には、オンロードバイクと違い『シッティング』と『スタンディング』の2つの走行姿勢があり、その姿勢によってレバーと手首の角度が変化してしまいます。また、ブレーキレバーは、アクセル操作と同時に行うことから、クラッチレバーより若干高いセッティングがベストです。
優先する姿勢やアクセル操作も考慮して、違和感があれば交換時に調整もする方がいいでしょう。
一番上は、曲がったブレーキレバーです。ノーマルと並べてみると長さの違いが分かります。
クラッチレバーを取り付けた状態です。ブラッシュガードを付けると見えなくなってしましますが、ZETAのロゴが良い感じです。可動部には、グリスアップを忘れずに。
【おまけ】 セローの似合う林道の峠たち
まとめ
転倒の多いオフロードバイクの場合には、レバーを可倒式に交換しておくか、予備のスペアレバーを搭載しておくことが必須ですね。
ただ、予備レバーには問題点が多くあります。夜間や悪天候だと作業自体が困難になります。また、何度か取り換えの練習をしておかないと、いざという時に焦って部品を落したりと役に立ちません。やはり、『転ばぬ先の杖』は、可倒式レバーへの交換ということになりそうです。