大阪にも山脈と言えるような山があったのか。小学校で習ったのかも知れないが、新鮮な響きに聞こえてくる。この鍋谷峠は和歌山県と大阪府を隔てる和泉山脈にある。今日のツーリングは、この和泉山脈に沿って東に点在する府県境峠を攻略していく。
「和泉山脈をバイクで走り、国境の鍋谷峠を越える。」と言うと、雄大な旅でもしているような感じがしてくる。実際に鍋谷峠から七越峠、蔵王峠と3つの峠を連続して走破すると、府県境のライン上をバイクで走っているんだと何とも言えない充実感がある。
鍋谷峠・調査NO.82
鍋谷峠の周辺地図
- T点:鍋谷峠のピーク
- A点:七越峠方面
- B点:和泉葛城山方向への里道
- C点:大阪府方面
- D点:和歌山県方面
鍋谷峠 Pickup Photo
T点:左手がC点国道480号の大阪方向。離合不可区間があり、路面も荒てはいるが酷道と言える程ではない。右手がA点七越峠へ至る方向。七越峠へ行く前に、和泉葛城山方向への里道B点を徘徊してみます。
T点:和歌山県側から見た鍋谷峠。
T点:大阪府側から見た鍋谷峠。和歌山県側に若干下ると眺望のある箇所があるが大したことはない。
T点:No.285て何の番号だろうか。国道のマークがいい感じ。
B点:七越峠に行く前に周辺を探索することにしました。鍋谷峠から和歌山県側に少し下って和泉葛城山方向へ右手に折れる道に入ってみた。
あ!柿だ!と写真を撮るが、この後そこらじゅうの道端から柿が現れてくる。路傍の色付いた柿が里山の風情を深めてくれる。
なんでもない山間の道をセローでのんびりと走ると癒されます。
派手な配色の祠が並んでいる奥へと進むと。
葛城修験道の行場、三重の滝(さんじゅうのたき)。再び鍋谷峠へ戻り、次は七越峠を目指します。
鍋谷峠の四方山話
鍋谷峠は、自転車のプロレーシングチーム「シマノレーシング」の練習コースにもなっています。バイクの数より自転車の方が断然多かったはずですね。それに、この周辺は柿の里とも呼ばれているようです。こちらも、納得!
鍋谷峠の位置図
- 【鍋谷峠へのツーリングルート】
≫ オフロードバイクで行く和泉山脈縦走ツーリング - 【都道府県別・峠の一覧表】
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編集後記
大阪府を他県と隔てる山について調べてみると、今回の和歌山県との間が和泉山脈。東に奈良県との間の金剛山地、次が前々回のツーリングコースだった生駒山地に繋がります。何となく全体像が見えてきました。それでは今回のメインディッシュ、七越峠へ!(と言っても5分位で到着しますけど・・・。)